モンドール病
目次
モンドール病とは
モンドール病とは、乳房・前胸壁・わきの下の皮下静脈に血栓が生じ、ひも状・筋状のしこりが現れる疾患です。乳腺疾患ではなく血栓性静脈炎ですが、乳房に発生するため乳腺外科を受診される方が多いです。多くは2〜8週間で自然に回復する良性の疾患ですが、まれに乳がんと関連して発症することがあるため、乳腺専門医による確認が必要です。30〜50代の女性に多く見られます。
症状・原因
主な症状
- 乳房・前胸部・わきにかけての線状・筋状のしこり
- しこりに沿った引きつれ感・突っ張り感
- 腕を上げたときや体をひねったときの痛み
- 皮膚のへこみ・陥凹(発赤はほとんどない)
原因
乳房の皮下静脈に血栓が生じることで発症します。きつい下着・リュックサックによる圧迫、激しい運動、外傷、乳腺手術後などが誘因となります。原因不明の特発性も多いです。
検査・治療
検査
視診・触診・超音波検査で診断します。超音波検査で索状物が血流のない閉塞した血管として確認できます。同時に乳がんとの合併がないことを確認することが重要です。
治療
多くの場合は経過観察のみで2〜8週間(索状物は1〜2か月)で自然に軽快します。痛みが強い場合は消炎鎮痛薬を処方します。乳がんとの合併が確認された場合は乳がんの治療を優先します。
当院の方針
「胸に筋状のしこりができた」という症状でご受診された場合、まずモンドール病の診断と同時に乳がんとの合併確認を行います。まれにモンドール病に関連して乳がんが合併することがあるため、超音波検査・マンモグラフィによる画像検査を行います。「痛みはないから大丈夫」と放置せず、乳腺専門医への受診をお勧めします。

モンドール病自体は良性ですが、乳がんとの合併を見逃さないことが重要です。「胸に線状のしこりができた」という症状は、乳腺専門医への受診のきっかけにしてください。多くの方は「乳がんではなかった」と安心して帰られます。(院長 藤島成)
モンドール病に関するよくあるご質問
モンドール病自体は良性の血栓性静脈炎であり、乳がんではありません。ただしまれに乳がんの合併が報告されているため、乳腺専門医による乳がん検索を受けることをお勧めします。
多くの場合は経過観察のみで自然に回復します。痛みが強い場合は消炎鎮痛薬を使用します。特別な手術や処置は通常不要です。
痛みは数日〜2〜4週間で軽減し、索状のしこりは1〜2か月で消失することがほとんどです。
乳腺手術後にもモンドール病が発症することがあります。再発との鑑別のため、乳腺専門医による超音波検査・マンモグラフィでの確認をお勧めします。
RESERVEご予約はこちら
乳腺と甲状腺の専門クリニック
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30~13:00 | ● | ● | ● | - | ● | ▲ | - |
| 14:30~17:30 | - | ● | - | - | ● | ▲ | - |
| 15:00~18:00 | ● | - | ● | - | - | - | - |
当院は予約優先で診察しております。
△:土曜診察 第1・2・3週・5週午前(学会・休日等で変更の場合があります)、診察時間は17時まで、受付は16時30分まで
休診日:木曜、第4土曜、第5土曜午後、日曜、祝日
乳がん検診実施日はホームページ・お電話・受付にてご確認ください (予約制になります)
受付開始は診察開始の15分前から。受付終了は診察終了の30分前まで
※木曜日休診(隈病院で、外来・手術担当)
アクセス
〒653-0841
兵庫県神戸市長田区松野通 2-2-34
第一興陽ビル 2F 新長田駅前医療モール
