①40代女性・乳がん
目次
40代女性・マンモグラフィでは分からず、超音波で発見された乳がん症例
当院の医師が実際に治療を行った、代表的な症例をご紹介します。
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サマリー(この症例のポイント)
乳がん検診では異常なしでしたが、左乳房の違和感で受診されました。超音波検査で左乳房に広範囲に広がっており左乳房全摘術を実施しました。マンモグラフィは高濃度乳腺でした。現在は無再発で経過観察中です。
高濃度乳腺はマンモグラフィでの乳がんの検出が難しいことを実感した症例です。
患者プロフィール
年齢・性別:40代・女性
職業:会社員
主訴:左乳房の違和感
既往歴:特になし
家族歴:特になし
受診時の状態
症状
乳がん検診のマンモグラフィでは異常なしでした。高濃度乳腺の指摘を受けており、本人は左乳房の違和感を認め受診。触診で左乳房に硬い部分を触知。
検査結果
超音波検査で左乳房に広範囲に低エコー域を認めました。またその中に一部しこりを形成している部分もありました。マンモグラフィは明らかな異常は認めませんでした。MRIでは左乳房の広範囲が造影され、乳がんを疑いました。針生検を施行し一部浸潤を認めるが大部分が非浸潤性乳管癌の診断でした。
マンモグラフィ

乳腺超音波検査


乳腺MRI

治療方針
広範囲の左乳癌でstageⅠ期と診断。左乳房全摘術+センチネルリンパ節生検を施行。リンパ節転移はありませんでした。病理結果もわずかに浸潤がありましたが大部分が非浸潤性乳管癌でstageⅠでした。ホルモン受容体陽性、HER受容体陰性の乳がんでした。
治療経過
術後1か月
再発予防目的で抗エストロゲン剤(ノルバデックス)内服開始
術後6か月
更年期症状のhot flashの出現あるが内服は継続中
現在の状態と今後の管理
現在も抗エストロゲン剤内服中で5年間は内服予定。3か月1回の通院。再発チェックとして半年に1回の超音波検査と1年1回マンモグラフィ予定。適宜腫瘍マーカーも測定。
リスク・副作用・禁忌
高濃度乳腺(高濃度乳房)は、乳腺組織が多くマンモグラフィで白く写るため、しこり等の病変が隠れて見えにくくなる特性があります。そのため、定期的な検診に加え、日頃から自分の乳房の状態を知り変化に気付く「ブレスト・アウェアネス」を実践することが極めて重要です。気になる症状があればお気軽にご相談ください。
免責事項
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乳腺と甲状腺の専門クリニック
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