乳腺リンパ腫
目次
乳腺リンパ腫とは
乳腺リンパ腫とは、乳腺に発生するリンパ腫(リンパ系細胞のがん)です。乳腺腫瘍全体の中でも非常にまれな疾患(約0.5%以下)ですが、乳がんと似た症状を示すため専門医による鑑別が必要です。乳腺原発のものと、全身のリンパ腫が乳腺に転移したものがあります。
症状・原因
主な症状
- 乳房のしこり(比較的急速に増大することが多い)
- 乳房の腫れ・皮膚の発赤
- わきの下のリンパ節腫脹
- 発熱・体重減少・寝汗(全身症状を伴うことがある)
原因
多くの場合は原因不明です。免疫の異常が関与すると考えられています。乳がんとは発生機序が異なり、治療方針も全く異なります。
検査・治療
検査
乳腺超音波検査・マンモグラフィで評価し、針生検(組織診)で確定診断を行います。乳がんとの鑑別が重要です。病型確認・全身評価のためのCT・PET検査は専門医療機関で行います。
治療
乳がんとは異なり、手術ではなく化学療法・放射線治療・抗体療法が主な治療です。専門医療機関(がん研究会有明病院・近畿大学医学部附属病院など)でのチーム医療が必要です。当院では疑いがある段階で速やかに専門機関へご紹介します。
当院の方針
乳腺リンパ腫は非常にまれですが、乳がんと症状が似ているため見逃されないことが重要です。当院では乳腺専門医による超音波検査・針生検で正確な診断を行い、乳がん以外の疾患も念頭に置いた評価を心がけています。確定診断後は適切な専門医療機関へ速やかにご紹介します。

「しこりがある=乳がん」とは限りません。乳腺リンパ腫のように治療方針が全く異なる疾患もあります。正確な診断が最初の一歩です。(院長 藤島成)
乳腺リンパ腫に関するよくあるご質問
発生するがん細胞の種類が異なります。乳がんは乳腺上皮細胞から、リンパ腫はリンパ系細胞から発生します。治療方針が大きく異なるため、針生検による正確な鑑別が重要です。
乳腺リンパ腫の主な治療は化学療法・放射線治療であり、乳がんのような手術切除は通常行いません。
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乳腺と甲状腺の専門クリニック
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