乳腺症
目次
乳腺症とは
乳腺症とは、女性ホルモンのバランスの乱れによって乳腺組織が過剰に変化した状態です。病名というより「症候名」で、乳房の痛み・張り・しこり感などを伴います。30〜40代の女性に多く、閉経後は自然に改善することが多いです。病気ではなく正常な変化の延長として捉えられていますが、乳がんとの鑑別が必要です。
症状・原因
主な症状
- 生理前の乳房の痛み・張り
- しこり感(複数・両側のことが多い)
- 乳頭からの分泌物(透明・黄色)
※生理が始まると症状が和らぐことが多い
原因
女性ホルモン(エストロゲン)の過剰または不均衡が原因とされています。カフェイン・脂肪・ニコチンの摂りすぎが症状を悪化させることがあります。
検査・治療
検査
マンモグラフィ・乳腺超音波検査で乳がんとの鑑別を行います。鑑別が難しい場合は細胞診・針生検を行うこともあります。
治療
症状が軽度であれば経過観察が基本です。痛みが強い場合はホルモン分泌を調整する薬を使用することもあります。カフェイン・脂肪の摂りすぎを避け、禁煙することで症状が改善することもあります。
当院の方針
「乳腺症と言われたが乳がんとの違いが心配」という方が多くいらっしゃいます。当院では乳腺専門医が超音波検査・マンモグラフィで丁寧に評価し、乳がんとの鑑別を確実に行います。乳腺症と確認できた場合も、定期的な検診の継続をお勧めしています。

乳腺症は「病気ではない」と言われることもありますが、患者さんにとっては痛みやしこりが気になる症状です。「大丈夫だろう」と自己判断せず、専門医に診てもらうことで安心を得ていただきたいと思います。(院長 藤島成)
乳腺症に関するよくあるご質問
通常、乳腺症自体が乳がんになることはありません。ただし乳腺症にはしこりや石灰化が乳がんと似た所見を示すことがあること、一部には乳がんの発生が高い乳腺症もあるため専門医による定期的な確認が重要です。
生理周期に連動した乳房の痛みは乳腺症によくある症状です。ただし自己判断せず、一度専門医を受診して乳がんとの鑑別を受けることをお勧めします。
乳腺症は基本的には治療不要の良性疾患で、経過観察が主流です。カフェイン・脂肪の多い食事・喫煙を控えることで改善する場合があります。痛みが強い場合は薬による治療も可能ですので、医師にご相談ください。
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乳腺と甲状腺の専門クリニック
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