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葉状腫瘍

葉状腫瘍とは

葉状腫瘍とは、乳腺の間質(結合組織)から発生する腫瘍です。乳腺線維腺腫と似た外見を持ちますが、急速に大きくなる性質があります。
組織学的に良性・境界型・悪性に分類され、約50%以上が良性ですが約10-20%が悪性です。
乳腺線維腺腫と画像上の鑑別が難しく、針生検による確定診断が重要です。
35〜55歳の女性に多く見られます。

症状・原因

主な症状

  • 急速に大きくなるしこり(短期間での増大が特徴)
  • しこりが大きくなることによる乳房の変形
  • 痛みはないことが多い

※乳腺線維腺腫と触感が似ており、自己判断での区別は困難です

原因

はっきりとした原因は解明されていません。乳腺の間質細胞が腫瘍性に増殖することで発生します。乳腺線維腺腫が変化して葉状腫瘍になることがあるとも言われています。

検査・治療

検査

乳腺超音波検査・マンモグラフィで評価しますが、線維腺腫との鑑別が困難な場合があります。確定診断には針生検(組織診)が必要です。3cmを超えるしこり・短期間で増大するしこりは特に針生検を優先します。

治療

良性・境界型・悪性いずれも手術(外科的切除)が基本です。再発率が高いため(局所再発約20%)、切除後も定期的な経過観察が必要です。悪性の場合は専門医療機関での治療が必要です。当院では診断後、速やかに専門医療機関へご紹介します。

当院の方針

「以前から線維腺腫と言われていたしこりが急に大きくなった」という場合、葉状腫瘍の可能性を考えた評価が必要です。当院では乳腺専門医による超音波検査・針生検で確実な鑑別を行います。線維腺腫と葉状腫瘍の鑑別は治療方針を大きく左右するため、「様子を見ましょう」で終わらせない診断を心がけています。

藤島院長

葉状腫瘍は「急に大きくなった線維腺腫」として見逃されることがあります。しこりの急速な増大は必ず専門医に相談してください。悪性度が低いうちに完全切除することが最も重要です。(院長 藤島成)

葉状腫瘍に関するよくあるご質問

Q
葉状腫瘍は乳がんですか?
A

葉状腫瘍は乳がんとは異なる種類の腫瘍です。ただし悪性の葉状腫瘍は転移することがあり(主に肺)、適切な治療が必要です。良性・境界型の多くは手術のみで治癒します。

Q
線維腺腫と葉状腫瘍の違いは何ですか?
A

どちらも乳腺の良性腫瘍ですが、葉状腫瘍は急速に大きくなる・切除後に再発しやすい・一部は悪性になるという点が異なります。画像だけでは鑑別が難しいため、針生検による組織診が必要です。

Q
葉状腫瘍の手術後も再発しますか?
A

局所再発率は約20%とされています。切除後も定期的な超音波検査による経過観察が必要です。再発した場合は再切除を行います。

Q
3cmを超えるしこりがあります。葉状腫瘍ですか?
A

3cmを超えるしこりは葉状腫瘍の可能性を考えた検査が推奨されます。針生検による組織診で確定診断を行います。まず乳腺専門医を受診してください。

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乳腺と甲状腺の専門クリニック

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