甲状腺リンパ腫
目次
甲状腺リンパ腫とは
甲状腺リンパ腫とは、甲状腺に発生するリンパ腫(リンパ系細胞のがん)です。甲状腺の悪性疾患の中では比較的まれな疾患ですが、そのほとんどが橋本病(慢性甲状腺炎)を背景に発症します。短期間で急速に甲状腺が腫大するタイプもあります。早期発見・早期治療が重要です。高齢の女性に多く見られます。
症状・原因
主な症状
- 首の急速な腫大(短期間で大きくなる)
- のどの圧迫感・息苦しさ
- 飲み込みにくさ
- 声のかすれ
原因
多くの場合、橋本病(慢性甲状腺炎)を背景として発症します。橋本病からリンパ腫へ移行する確率は非常に低いですが、橋本病の方で急激な甲状腺の腫大が見られた場合は精密検査が必要です。
検査・治療
検査
超音波検査・血液検査・細胞診(穿刺吸引細胞診)で診断します。確定診断には組織診(針生検)が必要な場合があります。病型の確定には専門医療機関での精密検査が必要です。
治療
手術ではなく、放射線治療・薬物療法(抗がん剤、分子標的薬)が主な治療となります。治療は専門医療機関(隈病院など)でのチーム医療が必要です。当院では早期発見・速やかな紹介を行います。
当院の方針
橋本病の方が定期通院している中で「急に甲状腺が大きくなった」と気づいた場合、リンパ腫の可能性を念頭に置いた評価が重要です。当院では超音波検査で変化を継続的にモニタリングし、異常な腫大が見られた場合は速やかに精密検査・専門機関への紹介を行います。橋本病をお持ちの方の定期的な通院が、この疾患の早期発見につながります。

甲状腺リンパ腫は非常にまれですが、橋本病の定期通院を続けることが早期発見につながります。「甲状腺が急に大きくなった」という変化を見逃さないことが大切です。(院長 藤島成)
甲状腺リンパ腫に関するよくあるご質問
橋本病からリンパ腫に移行する確率は非常に低いですが、橋本病の方の発症リスクは一般の方より高いとされています。定期的な超音波検査での経過観察が重要です。
甲状腺リンパ腫は放射線治療や化学療法が主な治療です。手術が行われることは少なく、専門医療機関でのチーム医療が必要です。
急速な甲状腺の腫大にはリンパ腫以外の原因(橋本病の急性増悪・甲状腺結節内出血・甲状腺未分化がんなど)も考えられます。まず専門医による超音波検査・血液検査での鑑別が必要です。急激な変化がある場合は早めにご受診ください。
病型・進行度によって異なりますが、最も多い型(MALTリンパ腫)は放射線治療への反応が良好で、予後は比較的良いとされています。早期発見・早期治療が重要です。
RESERVEご予約はこちら
乳腺と甲状腺の専門クリニック
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30~13:00 | ● | ● | ● | - | ● | ▲ | - |
| 14:30~17:30 | - | ● | - | - | ● | ▲ | - |
| 15:00~18:00 | ● | - | ● | - | - | - | - |
当院は予約優先で診察しております。
△:土曜診察 第1・2・3週・5週午前(学会・休日等で変更の場合があります)、診察時間は17時まで、受付は16時30分まで
休診日:木曜、第4土曜、第5土曜午後、日曜、祝日
乳がん検診実施日はホームページ・お電話・受付にてご確認ください (予約制になります)
受付開始は診察開始の15分前から。受付終了は診察終了の30分前まで
※木曜日休診(隈病院で、外来・手術担当)
アクセス
〒653-0841
兵庫県神戸市長田区松野通 2-2-34
第一興陽ビル 2F 新長田駅前医療モール
